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マンション屋上防水工事の診断から施工・保証まで流れは?

佐賀 大規模修繕

A.① 現地診断・調査 → ② 劣化状況の報告・工法提案 → ③ 見積・施工計画 → ④ 契約・着工 → ⑤ 下地補修・防水施工 → ⑥ 完了検査・引渡し → ⑦ 保証・定期点検

特に重要なのは、防水層だけでなく下地のひび割れ・浮き・漏水原因まで診断してから工法を決めることです。

 

こんにちは!株式会社サニー建設商事の國分です。

「マンションの屋上防水は、いつ工事すればいいの?」「大規模修繕では、どのような流れで屋上防水を進めるの?」「防水工事後の保証はどうなっているの?」と悩んでいる大家さんも多いのではないでしょうか。

築20年を超えたアパート・マンションでは、屋上防水の劣化が進んでいる可能性があります。屋上防水は、雨水の侵入を防ぎ、建物を長く使用するために重要な工事です。

マンションの大規模修繕では、屋上防水の診断から劣化状況の確認、工法の選定、施工、完了検査、保証まで、順番に進める必要があります。

アパート・マンションの経営でお困りの大家さんに読んでいただきたいです。

1.マンション大規模修繕の屋上防水工事はなぜ必要?

佐賀 大規模修繕

1-1 屋上防水の定義と役割 雨水・紫外線から建物と資産価値を守る必要性

屋上防水とは、マンションやアパートの屋上に防水層を設け、雨水が建物内部へ侵入することを防ぐ工事です。

屋上は、雨、紫外線、風、温度変化などの影響を毎日受けています。防水層が劣化すると、ひび割れ、浮き、剥がれ、膨れなどが発生します。

屋上防水には、主に「ウレタン塗膜防水」「シート防水」「アスファルト防水」などの工法があります。工法によって特徴や標準耐用年数が異なります。

例えば、資料上の標準耐用年数は、露出ウレタン塗膜防水が約10年、露出アスファルト防水が約13年、シート防水が約13年、押さえアスファルト防水が約17年とされています。実際の寿命は、施工品質、建物の環境、維持管理の状態によって変わります。

屋上防水の工事では、防水層だけを確認すればよいわけではありません。

ルーフドレンの詰まり、パラペット、笠木、立ち上がり部分、下地のひび割れなども確認します。屋上排水が正常に機能しているかを確認することも重要です。

大規模修繕で屋上防水を適切に施工すると、雨水による建物内部への被害を防ぎやすくなります。

1-2 マンション屋上防水工事のタイミング|劣化サイン・漏水症状・耐用年数の目安

マンションの屋上防水は、劣化症状が大きくなる前に診断することが重要です。

防水層に次のような症状がある場合は、専門業者による調査を検討しましょう。

  • 防水層にひび割れがある
  • 防水シートが浮いている
  • 防水層が剥がれている
  • 表面に膨れがある
  • 屋上に水たまりが長時間残る
  • 排水口が詰まっている
  • 屋内で雨漏りが発生している
  • 天井や壁に雨染みがある
  • パラペットや笠木に劣化がある

特に雨漏りが発生している場合は、早めの調査が必要です。

防水層の劣化を放置すると、漏水だけでなく、コンクリート躯体や鉄筋の劣化につながる可能性があります。

屋上防水の改修時期は、単純に「10年経過したから工事」という判断ではありません。

例えば、ウレタン塗膜防水では全体的な改修を10~15年程度の周期で行うケースがあります。シート防水では12~15年程度を大規模な補修の目安とする考え方があります。アスファルト防水は工法によって15~25年程度とされる場合があります。

ただし、耐用年数はあくまで目安です。

築20年を超えたマンションでは、過去の防水工事の時期、現在の防水工法、屋上の劣化状態を確認してから工事時期を判断することが大切です。

大規模修繕の屋上防水では、まず専門業者による現地調査を行います。

現地調査では、防水層の状態、下地の状態、排水設備、立ち上がり、笠木などを確認します。

調査結果をもとに、部分補修で対応できるのか、防水層を全面的に改修する必要があるのかを判断します。

1-3 屋上防水を放置するリスク|居住者の生活、外壁塗装、修繕費、物件価値への影響

屋上防水の劣化を放置すると、雨漏りにつながる可能性があります。

マンションで雨漏りが発生すると、入居者の生活に影響します。

天井や壁に雨染みが発生すると、入居者から管理会社や大家さんへの連絡が必要になります。漏水箇所によっては、内装の補修まで必要になる場合があります。

さらに、雨水が建物内部へ侵入すると、コンクリートや鉄筋の劣化につながる可能性があります。

防水工事を先送りすると、単純な防水層の補修だけでは対応できなくなるケースもあります。

例えば、防水層の劣化だけなら防水改修で対応できても、下地まで劣化している場合には、下地補修、ひび割れ補修、浮き補修などが必要になる場合があります。

そのため、早い段階で防水診断を行い、建物の状態を把握することが大切です。

 

 

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2.マンション屋上防水工事費用の相場と単価

大規模修繕の修繕費を左右する要素

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マンションの大規模修繕で行う屋上防水は、単純に「屋上の面積×防水単価」だけで費用が決まる工事ではありません。既存防水の状態、下地補修の量、施工する工法、立ち上がりやドレンの数、既存防水の撤去が必要かどうかなどによって費用が変わります。

2-1 屋上防水の費用相場と単価の見方|面積、部位、工法、材料、劣化状況で金額は変わる

マンション屋上防水の費用は、屋上の面積だけでは決まりません。

主な費用を左右する要素は、施工面積、既存防水の状態、防水工法、下地補修の量、立ち上がりの長さ、ドレンの数、既存防水の撤去量です。

防水工法によって㎡単価も異なります。

一般的な参考価格として、ウレタン防水は約3,500~7,000円/㎡、シート防水は約4,000~9,000円/㎡、アスファルト防水は約4,500~9,000円/㎡程度とされる例があります。実際の工事費は、建物の状態や施工条件によって変わります。

例えば、100㎡の屋上でウレタン防水を施工する場合、㎡単価6,000円なら、防水施工部分だけで約60万円になります。

ただし、実際の見積金額は約60万円だけになるとは限りません。

既存防水層の撤去、下地補修、シーリング、ドレン補修、清掃、材料運搬、諸経費などが加わる場合があります。

国土交通省の「マンション計画修繕工事標準見積書作成の手引き」でも、屋上防水工事について、既存防水層端末撤去、既存防水層の膨れや破断箇所の補修、笠木の補修、ドレン周りの補修、下地清掃、防水施工などを分けて記載する形式が示されています。

屋上防水の費用を比較するときは、㎡単価だけで判断しないことが重要です。

例えば、A社が1㎡あたり5,000円、B社が1㎡あたり7,000円だった場合、A社の見積もりが必ず安いとは限りません。

A社が下地補修を別途計上し、B社が下地補修を含めている場合、最終的な総額が逆転する可能性があります。

防水工法にも特徴があります。

ウレタン防水は液体材料を塗って防水層を形成するため、複雑な形状の屋上にも対応しやすい工法です。シート防水は工場で製造されたシートを施工する工法で、広い屋上に採用されるケースがあります。アスファルト防水は厚みのある防水層を形成し、マンションなどの大規模建築物にも採用されています。

大規模修繕の屋上防水では、費用だけで工法を決めないことが大切です。

屋上の形状、既存防水層、下地の状態、今後の修繕計画、予算などを確認し、建物に適した工法を選びましょう。

2-2 見積書で確認したい項目|既存防水の撤去、清掃、洗浄、下地処理、シーリング、仕上げ

マンションの屋上防水工事では、見積書の内容を細かく確認することが重要です。

特に確認したい項目は、既存防水の撤去、清掃、洗浄、下地処理、ひび割れ補修、シーリング、ドレン補修、防水施工、仕上げ、諸経費です。

まず、既存防水の撤去費用を確認します。

既存防水層をすべて撤去する「撤去工法」と、既存防水層を補修して新しい防水層を施工する「かぶせ工法」では、必要な工程と費用が変わります。既存防水層の状態によって、適した施工方法を判断します。

次に、下地処理の内容を確認します。

屋上にひび割れ、浮き、膨れ、欠損などがある場合、下地補修が必要になる場合があります。

例えば、屋上面積が300㎡でも、下地の劣化が少ない建物と、ひび割れや浮きが多い建物では補修費用が大きく変わります。

ドレン周りも重要な確認ポイントです。

ドレンは屋上に降った雨水を排水する設備です。ドレンが詰まったり、周辺の防水層が劣化したりすると、屋上に水が残りやすくなります。

国土交通省の標準見積書でも、ドレン周りの補修や下地清掃が防水工事の項目として示されています。

シーリング工事の有無も確認しましょう。

立ち上がり部分、笠木、設備周辺などでは、シーリングの劣化が雨水の侵入原因になる場合があります。

見積書には「防水工事一式」とだけ記載されている場合もあります。

「一式」という表示だけでは、どの作業が含まれているのか判断しにくくなります。

施工面積、㎡単価、数量、材料名、工法、下地補修の範囲、撤去範囲、保証内容まで確認すると、複数業者の見積書を比較しやすくなります。

2-3 防水工事費用を抑える方法|部分修理と全体改修、外壁塗装との同時施工を比較

大規模修繕の費用を抑えたい場合でも、単純に工事範囲を減らすことはおすすめできません。

屋上防水の費用を抑えるためには、建物の劣化状態を正確に確認し、必要な工事と不要な工事を分けることが重要です。

まず検討したい方法が、部分修理と全面改修の比較です。

防水層の一部だけに劣化がある場合、部分補修で対応できる可能性があります。

一方で、防水層全体にひび割れ、膨れ、剥がれなどが広がっている場合、部分補修を繰り返すより全面改修が適している場合があります。

例えば、屋上300㎡のうち10㎡だけに局所的な不具合がある場合と、300㎡全体で防水層の劣化が進んでいる場合では、必要な工事内容が大きく異なります。

部分補修で対応できる状態なら、全面改修を急がず、必要な箇所を補修して費用を抑えられる可能性があります。

ただし、劣化が広範囲に及んでいる場合、部分補修だけでは十分な防水性能を確保できない可能性があります。

次に検討したい方法が、外壁塗装との同時施工です。

大規模修繕では、屋上防水だけでなく外壁塗装、外壁補修、シーリング工事などを同時に行うケースがあります。

屋上防水と外壁塗装を別々の時期に施工すると、工事ごとに現場管理や職人の手配などが必要になります。

大規模修繕としてまとめて計画すると、工事全体のスケジュールを調整しやすくなります。

ただし、外壁塗装と屋上防水を同時施工すれば必ず安くなるわけではありません。

建物の劣化状態と長期修繕計画を確認し、同時施工するメリットと費用を比較することが大切です。

また、複数の業者から見積もりを取る場合は、単価だけではなく施工内容をそろえて比較しましょう。

「ウレタン防水5,000円/㎡」という数字だけを比較しても、下地補修、撤去、シーリング、ドレン補修などの条件が異なれば正確な比較になりません。

同じ施工範囲、同じ工法、同じ材料、同じ補修内容で見積もりを比較すると、業者ごとの価格差を確認しやすくなります。

築20年を超えたアパート・マンションでは、目先の工事費用だけではなく、次回の大規模修繕までの維持費も考える必要があります。

初期費用が安い工法でも、短い周期で再施工が必要になれば、長期的な修繕費が高くなる可能性があります。

反対に、初期費用が高い工法でも、長期的に使用できれば修繕回数を減らせる可能性があります。

屋上防水は、初期費用と耐久性の両方を比較して選ぶことが大切です。

3.屋上防水工事の保証・アフターフォロー

施工後の安心と建物の維持管理

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築20年を超えたアパート・マンションでは、屋上防水の施工だけでなく、施工後の保証やアフターフォローまで確認することが大切です。

屋上防水は、工事が完了すれば管理が不要になるわけではありません。防水層、排水設備、シーリングなどを定期的に確認し、劣化を早めに見つける必要があります。

3-1 防水工事の保証期間と保証書で確認する内容|対象範囲、免責、保証の開始日

マンションの屋上防水工事では、施工後の保証内容を契約前に確認することが重要です。

防水工事の保証期間は、採用する防水工法、材料、施工仕様、施工会社などによって異なります。

例えば、ウレタン防水やシート防水などでは、施工会社やメーカーによって保証年数や保証条件が設定されている場合があります。

「10年保証」と記載されていても、すべての不具合が10年間無料で修理されるとは限りません。

保証書には、保証対象、保証期間、保証開始日、保証条件、免責事項、保証を受けるための条件などが記載されている場合があります。

例えば、保証対象が「防水層からの漏水」に限定されている場合、笠木や外壁、設備周辺から発生した漏水は保証対象外になる可能性があります。

保証の対象範囲を確認するときには、「雨漏りが発生した場合に、どこまで調査や補修をしてもらえるのか」を確認しましょう。

保証開始日も重要です。

保証期間が「工事完了日から10年間」なのか、「引き渡し日から10年間」なのかによって、保証終了日は変わります。

保証期間だけではなく、保証を受けるための条件も確認しましょう。

定期点検を受けることが条件になっている場合があります。屋上の排水口を清掃していないことや、設備工事によって防水層が傷ついたことなどが免責事項になる場合もあります。

大規模修繕で屋上防水を施工する場合は、工事請負契約書、見積書、仕様書、保証書をまとめて保管しておくと、将来の点検や修繕で役立ちます。

3-2 完了検査で確認するポイント|防水層、トップコート、排水、シーリング、仕上がり

屋上防水工事が完了したら、引き渡し前に施工状態を確認しましょう。

完了検査では、防水層だけではなく、屋上全体を確認することが重要です。

まず、防水層に大きな膨れ、破れ、剥がれ、施工不良がないか確認します。

ウレタン防水の場合は、防水材が均一に施工されているか、立ち上がり部分まで適切に施工されているかを確認します。

シート防水の場合は、シートの接着状態やジョイント部分などを確認します。

次に、トップコートの状態を確認します。

トップコートは、防水層を紫外線などから保護する役割があります。トップコートの施工範囲や仕上がりも確認しましょう。

排水設備の確認も重要です。

屋上の雨水がドレンへ適切に流れる状態になっているか確認します。

例えば、雨が降った後に水たまりが長時間残る場合は、排水状態や屋上の勾配などを確認する必要があります。

ドレン周辺の防水処理も確認しましょう。

ドレンは雨水を排出する重要な設備です。ドレン周辺の防水層に隙間や施工不良がないか確認します。

シーリング部分も確認しましょう。

立ち上がり、笠木、設備周辺などのシーリングが適切に施工されているか確認します。

完了検査では、施工前の写真と施工後の写真を比較する方法も有効です。

工事会社から施工写真を受け取り、見えにくい部分まで適切に施工されているか確認しましょう。

特に大規模修繕の屋上防水では、工事中にしか確認できない下地補修や既存防水層の処理があります。

写真記録を残しておくと、将来の修繕計画を作成するときにも役立ちます。

3-3 施工後の定期的な清掃・点検・修繕|寿命を延ばし漏水の再発を防止する方法

屋上防水は、施工後の維持管理によって状態が変わります。

防水工事が完了した後も、定期的な清掃と点検を行いましょう。

特に確認したい場所が、排水口です。

屋上には落ち葉、土、ほこりなどがたまる場合があります。

排水口が詰まると雨水が流れにくくなり、屋上に水がたまりやすくなります。

屋上に水が長時間残る状態は、防水層や建物に負担をかける原因になります。

そのため、排水口は定期的に清掃しましょう。

台風や大雨の後にも屋上の状態を確認することをおすすめします。

強い風や大雨の後には、防水層、ドレン、シーリング、笠木などに異常が発生していないか確認します。

ただし、マンションの屋上は転落などの危険があるため、点検作業は安全対策を行ったうえで実施する必要があります。

専門的な点検は、防水工事会社などの専門業者へ依頼しましょう。

防水層に小さなひび割れや浮きが見つかった場合は、早めの補修を検討します。

小さな劣化の段階で補修できれば、全面改修まで必要にならない場合があります。

例えば、ドレン周辺のシーリングに劣化が見つかった場合、シーリング補修によって対応できる可能性があります。

一方で、防水層全体にひび割れや膨れ、剥がれが広がっている場合は、全面的な防水改修が必要になる可能性があります。

築20年を超えたアパート・マンションでは、過去の防水工事の時期も確認しましょう。

「前回の防水工事から何年経過しているのか」「どの工法を使用したのか」「保証期間はいつまでなのか」を確認すると、次回の修繕計画を立てやすくなります。

大規模修繕では、屋上防水だけではなく、外壁塗装、外壁補修、シーリング工事なども含めて建物全体の状態を確認することが重要です。

屋上防水と外壁塗装を同じ時期に検討すると、足場などの工事条件を含めて修繕計画を考えられる場合があります。

ただし、屋上防水と外壁塗装を必ず同時に施工する必要はありません。

■よくある質問(Q&A)

Q. マンションの屋上防水工事は、どのくらいの期間がかかりますか?

A. 屋上の面積や劣化状況、防水工法によって異なりますが、一般的なマンションの屋上防水工事では2週間~1カ月程度が目安です。診断や見積もり、工事前の準備期間も含めると、早めに計画することをおすすめします。

外壁屋根診断


まとめ

マンションの屋上防水工事は、診断・調査→工法の選定→見積もり→施工→完了検査→保証・アフターフォローという流れで進めます。

築20年を超えたアパート・マンションでは、防水層のひび割れや浮き、剥がれ、雨漏りなどが発生している可能性があります。屋上防水の劣化を放置すると、建物内部への雨水の侵入や修繕費の増加につながる場合があります。

大規模修繕で屋上防水を行う際は、工事費用だけでなく、防水工法、施工内容、保証期間、保証対象、施工後の点検まで確認することが大切です。

「雨漏りが起きてから」ではなく、早めに専門業者へ診断を依頼して、建物の状態に合った修繕計画を立てましょう。

株式会社サニー建設商事では、佐賀でお客様にピッタリのプランを提案しています。